加瀬亮×オダギリジョー×栗山千明が競演!李相日監督最新作『スクラップ・ヘブン』完成披露試写会!
加瀬亮、オダギリジョー、栗山千明という今最も多忙な3人が競演する『スクラップ・ヘブン』の完成披露試写が行われた。『BORDER LINE』『69 sixty nine』の李相日監督が脚本も手掛けた本作は、世の中に不満を持つ若者のストレートな思いを描いた青春ムービー。上映前の舞台挨拶には李監督、加瀬亮、オダギリジョー、栗山千明が登場、作品について語っていった。
李監督は、3人の起用について「加瀬くんの役は、すごく平凡な人物。でも平凡な男を主人公にするのは難しくて、それをこなせるのは毎回出演作ごとに違う顔をしている加瀬くんだと。オダギリくんの役は、平凡な人物に対してとても刺激的な人物。オダギリくんはカリスマっぽいところがあるし、ちょうどぴったりかなと。栗山さんは血の通ってない、普段の生活を感じさせない所が決め手になりました(笑)」。
一方キャストの3人は、「オダギリさんはもともと変わっている人ですが、現場でも突拍子がなくて(笑)。おもしろかったんですけども、ついていくのが大変でした(笑)」(加瀬さん)、「歳の近い監督と仕事をすることは初めて。今までにない話し合いみたいなものを飲み屋で交わしたり。とても新鮮に感じました。李監督は夜のシーンなのに、朝までやってるとか80%くらいありましたね(笑)」(オダギリさん)、「作品をにごらせないようにキャラクターとして入れればいいなあと思って演じました。わかりやすいキャラクターを今までやってきたので、内面の表情とギャップがある今回の役は大変でした」(栗山さん)とそれぞれ共演者や現場について語った。
出演者から「珍品。今まで味わったことのない作品」(加瀬さん)、「李さんならではの勢いがあります」(オダギリさん)、「新しい感覚と現代を象徴するところのある作品。キャラクターも個性的で楽しめます」(栗山さん)と評された本作は、テンポよく、時に鋭さを持った演出が炸裂。「作品にある色気を感じ取ってほしい」(監督)という『スクラップ・ヘブン』は今年10月公開予定。
(yamamoto)
☆『スクラップ・ヘブン』は2005年10月、渋谷シネ・アミューズ、新宿K’s cinemaほか全国順次ロードショー!
□作品紹介
『スクラップ・ヘブン 』