本年度アカデミー賞4部門独占!『ミリオンダラー・ベイビー』 ヒラリー・スワンク&モーガン・フリーマン来日記者会見
二人が命をかけて守った魂は、永遠に輝き続ける。それは、深い絆の“ミリオンダラー・ラブストーリー”
全米中にわき上がる絶賛の嵐。アカデミー賞2部門に輝く『ミスティック・リバー』から1年、ハリウッドの頂点を極めたクリント・イーストウッドのまぎれもない最高傑作!
本日、主演女優ヒラリー・スワンクさんと助演男優モーガン・フリーマンさんが本作『ミリオンダラー・ベイビー』の来日記者会見に来場した。
4回目の来日となるモーガンとは対照的に今回が日本初来日というヒラリーは「私は日本初来日なので皆さんとは初めてお会いしますね。ずっと日本に来たかったんです。日本人はすごく礼儀正しくて、優しくて、そして街もきれい。インタビューが多すぎて(笑)なかなかあちこち行けませんが京都のお寺とかに行ってみたいですね。」と笑顔で語る。そして映画の質問へ。
Q.本作は数々の賞に輝きましたがその勝因とは?
ヒラリー:「この作品は心に訴えかける映画。本物=リアルな人を撮った普遍的な作品で、監督がクリント・イーストウッドというのも勝因の1つだと思います。」
Q.ヒラリー・スワンクさんは今回ハードなボクシングシーンがありますが。
ヒラリー:「役作りとしては良かったんですが、本物のボクサーを演じるにあたってプロボクサー、ルシア・ライカさんに最後のシーンでもろにパンチを浴びましたね。」
Q.クリント・イーストウッドさん、モーガン・フリーマンさん、ヒラリー・スワンクさん3人の演技のアンサンブルはどうでしたか?
モーガン:「クリントとは以前一緒に仕事した事があるので今回も楽しみにしていたし、ヒラリーも彼女の出演した過去の作品を観ていたので共演を楽しみにしていました。素晴らしい俳優達と共演できて、その結果素晴らしいものが出来ると私は信じていました。」
ヒラリー:「モーガンと同意です。クリントとモーガン一緒に仕事するのが夢だったので本作で夢が叶いました。また彼らとぜひ共演したいと思っています。」
Qクリント・イーストウッド監督の最大の魅力は?
モーガン:「彼自身俳優だから俳優の気持ちをよく分ってるんです。だから私達をとても尊重してくれる。私が彼に非常に感謝してるのは俳優に自由を与えてくれる事です。」
ヒラリー:「彼は特殊で、彼にしか出来ないと言う才能を持っている。そして私達をそっとリードし、指導してくれるんです。彼は人間的にもとても素晴らしい人。」
3人のアンサンブルの調和で見事、作品賞・監督賞・主演女優賞・助演男優賞という名誉ある数々の賞を独占した本作『ミリオンダラー・ベイビー』。人と人との絆を描いた心に染み渡るような感動の物語が今ここに誕生した。
(菅野奈緒美)
※2005年5月28日、丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー公開
■作品紹介
『ミリオンダラー・ベイビー 』