漫画家、作家、女優など多岐に渡る活動が注目を集めているクリエーター・内田春菊。彼女の作品「水物語」をモチーフにした映画『kiss me or kill me 届かなくても愛してる』が自身のプロデュースによって完成した。3月12日の公開初日、アップリンクファクトリーに内田春菊自身をはじめ、映画初主演にもかかわらず堂々たる演技で周囲を圧倒した新人女優の亜紗美、彼女に翻弄される年上の彼氏役の前田耕陽、ヒロインの親友役の岩瀬千夏、監督の友松直之が舞台挨拶を行った。
 自身の作品のプロデューサーとしての仕事に対し内田は「正しいのかどうかはわからないけど、作品に対していろんな口を挟ませていただきました(笑)」と述べ、「作品が出来上がったのは監督をはじめ、役者の力だと思っています。」と初日の喜びを語った。
 また初主演の新人、亜紗美と元・男闘呼組の前田耕陽が年齢差のある男女のリアルな恋愛に挑戦しているのも気になるポイント。前田は、「ベットシーンもやれる役になりました(笑)。一度内田春菊さんにお会いしたいと思ってたので今回ご一緒できて光栄です。」と語り、相手役の亜紗美に対して「本当に映画初めてなの?っていうくらい、彼女にはリードされてました。ベットシーンのときの、目がよくてこのまま惚れたらどうしようって思ってしまいました。」とその度胸の強さを絶賛。対して亜紗美は「お芝居するのも、映画も初めてで、緊張しっぱなしでした。口から内臓が出そうなくらいでした!」とコメント。すると友松監督から「じゃあ今度は口から内臓出す映画に出てね。」とニッコリ出演オファー。エログロ映画に定評のある友松監督にとって、今回のような真剣な恋愛ドラマは初ジャンル。「内田カラーをどうやって作品に入れていくのかを考えながら作りました。」と友松監督。純愛だけじゃものたりない。打算や駆け引き、セックスまで含めたオトナの恋愛をとくとご覧あれ。
 
※『kiss me or kill me 届かなくても愛してる』はアップリンクファクトリーにて3月18日(金)まで公開!