韓国で、300万件を超えるアクセスで話題のインターネット青春恋愛小説が原作の『オオカミの誘惑』が今年日本に上陸する。
高校生の切ない愛のかたちを失踪間あふれる映像で描いた感動作だ。
監督は、『火山高』のキム・テギュン監督、主演は、“キスしたい男No.1”のチョ・ハンソンと“恋人にしたい男No.1”のカン・ドンウォンという完璧なキャスティング。今、韓国で一番ホットな映画といえる。
本作をひっさげて来日したのは、韓国では“四天王”を凌ぐ人気を誇るカン・ドンウォンさんだ。
会場に姿を現すと、まずは「こんにちは。わたしは韓国の俳優のカン・ドンウォンです。どうぞ、おてやわらかに」と日本語で挨拶。
映画のみどころについては、「この映画は若い。アクションシーンもあり、スタントもワイヤーもなしで自ら演じた。また、悲しいドラマ的要素もあり、楽しめる」と語った。
共演のチョ・ハンソンさんについては、「モデル時代から仲が良くいつも一緒にいた。撮影もスムーズにいった」と公私共に仲が良い様子。
この作品の出演を決めたのは、「シナリオをもらう前から原作を読んでいて、映画化したら面白そう。“チョン・テソン”は魅力的だと思っていたので自分が演じられることになって嬉しかった」と喜んでいた。また、「『火山高』が好きで、その監督と一緒に仕事が出来るので出演を決めた」という。
日本や韓国以外で封切られることのついては、「嬉しいと同時に、驚いている。韓国でまだまだ地位を固めていこうと思うが、日本や海外で封切られ、お客さんがどう感じるのかが気になる」と、韓国の超人気俳優にも関らずとても謙虚であった。
日本や、日本女性の印象をきかれ、「日本人は親切。だが、渋谷や原宿で地べたに座っている人が多くてどうして座っているのかわからない。未だに座っている理由を知りたいから教えてほしい」と不思議がっていた。また女性に関しては日本語で、「カワイイ」と一言。
最後に自分の魅力について聞かれると、「よくわからないが、どこに魅力を感じてくれているのか考える。だが、心から感じるものを正直に演じているつもりなのでわかってもらえると嬉しい」と語った。
最後は「お疲れ様でした」と日本語で記者会見を締めくくった。
会見では、ひとつひとつの質問に丁寧に対応し、時には素敵な笑顔で会場を和ませていたカン・ドンウォンさん。『オオカミの誘惑』によって、彼の虜になる日本のファンが急増することだろう。

（上坂　沙耶花）

☆『オオカミの誘惑』は、３月中旬、シネカノン有楽町、アミューズCQNほかにて全国公開予定

■作品紹介
オオカミの誘惑