『THE JUON/呪怨』凱旋記者会見、次回作も!
10月に全米で公開され、全米2週連続NO.1獲得した日本人監督の初の快挙となった『THE JUON/呪怨』が都内で初お披露目、清水崇監督が凱旋記者会見を行った。
プロデューサーは、『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督。ハリウッドでは全くの無名の監督であった清水崇監督が日本とアメリカとの撮影の違いなど観客から質疑応答を行った。
−−−−日米の撮影の違いで、ハリウッドで仕事をして技法など得るものはあったのか?
日本では予算の関係で使えない機材なども、実際、使いこなせるスタッフがいて、使えるというのは、嬉しかったですね。
−−−−追加撮影があったそうですか?
アメリカでは、こんなシーン追加しないというアイディアがプロデューサーからあれば、予算を出すからもっと面白いアイディアがあれば、追加撮影しようという意見が実際にありました。
−−−−アメリカでサム・ライミが「死霊のはらわた4」を君が撮らないかという声があったそうですが?
公開時に「呪怨2」を撮ってみないか?と言われたときに、サム・ライミで監督をしないか、その代わりに私が「スパイダーマン3」を撮るよ!と会話したことがありましたね。ジョークですが。「スパイダーマン」シリーズはすべてサム・ライミで監督すると思いますね。
−−−−清水監督は、「ヘルレイザー」シリーズの音楽を熟知しており、今回音楽のオファーでクリストファー・ヤングに細かなアドバイスをしたそうですが。
そんな話をどこから知っているのか不思議ですが(笑)実際に、細かな要求をしました、貴方の音楽は全て知っているし、好きですし、という形で、過去の音楽にないものを新たに挑戦するつもりで作って欲しいとかなり無理な要求を出しました。彼にはプレッシャーに感じさせようというつもりで、本当に細かい要求を出しています。
試写会場には、エポック・メイキング的作品のルーツである日本劇場版『呪怨』シリーズのヒロインたちも参加してもインターナショナル版が上映されました。
日本では、インターナショナル版=アメリカ公開版とは違う日本ならではディレクターズカット版で公開が決定しています。
◇『THE JUON/呪怨』http://www.thejuon.com/
2005年陽春 渋谷東急ほか全国松竹・東急系にてロードショー
□作品紹介
『THE JUON/呪怨』