100万人が夢中になった鈴井貴之が贈る、冬の北海道を舞台とした、心あったまる感動ストーリー。

映画『銀のエンゼル』は、北海道のとあるコンビニエンスストアを舞台に、店のオーナーとその家族、店員、そこに集うさまざまな人々のふれ合いと人間模様を描いたハートウォーミングなドラマ。
監督・原案は、北海道を拠点にカリスマ的人気を誇る鈴井貴之。主演には、『非・バランス』『CASSHERN』などの映画で独特の存在感を示し、舞台、TV、映画とますます活躍の場を広げている小日向文世。舞台挨拶ではお二方が登壇した。

Q.雪のシーンが出てきますが苦労とかはありましたか?
鈴井監督:「吹雪待って撮れるものでもないので実際、CGを駆使して作った場面もありました。でも、やはり本当の雪とは舞い方が違うので細心の注意を払いました。」
小日向:「冬の北海道に立つのが夢だったので、寒いのも雪も楽しくて仕方なくてずっとはしゃぎ回ってました笑)だから、辛い事なんて1つもなかったです!」

Q.お二方が考える父親像と『銀のエンゼル』の中での父親との違いは?
鈴井監督:「僕の場合、将来そうなるのではないかと思います。本作の父親のように「ふんっ、何よ!」と子供に追いやられるような父親に。昔みたく父親が大黒柱という時代ではないんです。でも、それを否定する事はなくそれを受け入れてそういうポジション理解しながらやっていけばいいと思います。家族や人間関係なんて奥底で芯が通っていればそれもアリだと思いますね。」
小日向:「僕には子供がいますが、まだ幼いし男の子なので娘との心のすれ違いや家族でのコミュニケーションが取れず苦戦する経験はありません。ですが僕も仕事に夢中で全て奥さんに任せている所もあるので少し“ヒヤッ”としました笑)」

Q.映画の主題歌にGOING UNDER GROUNDの曲が使われていますが彼らの曲を使ったキッカケは?
鈴井監督:「僕は彼らがインディーズの時から大好きで注目していて、ずっとどこかで使いたいと思っていたんです。彼らの温かい切ない部分、そしてヴォーカル松本君のあの声をぜひ楽曲として出来ないかと思っていました。脚本書く時も彼らの曲をBGMで流しながらやっていました。」

そして監督は「本作は、日本人が忘れかけている小学校低学年の学級目標を基盤に作った感じ。家族、親子、夫婦、自分の意思をしっかりと言葉にして伝えよう!という事をテーマにして作りました。これを観て温かい気持ちになってくれたら幸いです。」小日向さんは「僕はずっと夢見てた地元北海道を舞台にした作品に出れて本当に嬉しくて光栄です。撮影中はずっと幸せな期間でした。沢山の人に観てもらいたいので本日観た方達は周りの人に宣伝お願いします。」と作品に対しての気持ちを述べた。

■『銀のエンゼル』は、12月18日(土)より新宿シネマミラノ他で公開!
(菅野奈緒美)

□東京国際映画祭
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