75万部以上のノンフィクション絵本を元に映画化。NHKでもTVドラマ化され、高視聴率を記録。そして2004年春、クイールは映画になった。監督は、キネマ旬報ベストテン作品賞、監督賞、報知映画賞、日刊スポーツ映画賞など53もの映画賞に輝いた『月はどっちに出ている』、ブルーリボン賞監督賞を始め各賞を受賞した『刑務所の中』などを手がけ、深い人物描写で定評のある日本映画界の鬼才・崔洋一。さらに、今年最新作『血と骨』が公開待機している。
また、作品が海外でも高い評価を受け、韓国で大ヒット、来月は台湾でも拡大ロードショー公開が予定されている。
そんな『クイール』のDVD発売イベンが、HMV新宿SOUTHで、映画音楽を担当された栗コーダーカルテット、崔洋一監督を迎えて行われた。
崔洋一監督は、栗コーダーカルテット起用に関してこんなエピソードを語ってくれた。
「音楽プロデューサーからの紹介で音楽を聴いて気に入り、いかにも自分が昔から知っていたかのようにスタッフに説明しました。みんなスタッフも気に入ってくれました。」
栗コーダーカルテットは、CM音楽や他のアーチストとのコラボレーション、アニメのサントラなどを手がけ、映画音楽では『クイール』が初めてで、最近のCMでは燃焼系アミノ式「登校編」や大正製薬「コレスケア」などに楽曲を提供している。
崔洋一監督は、栗コーダーカルテットの音楽を「朝の紅茶に合うし、昼は考える時間に合うし、夜はイライラしているときに酒を飲みながら、音楽を聴くと旅をしている気分にさせてくれる・・・」と絶賛。
とイベント会場では、3曲を披露、監督のトークも撮影中の秘話や音楽について語ってくれた。
現在、「栗コーダーカルテット アンソロジー -20 Songs in early 10 years (1994〜2004)-」が発売中、クリスマスイベントや他のアーチストとのコラボレーションコンサートも計画している。
映画『クイール』DVDは、好評発売中!
(YAS)

□作品紹介
クイール
□公式サイト
http://www.quill.jp/
□栗コーダーカルテット
http://www.kuricorder.com/