ゲームキューブ用ソフトとして2003年に発売され人気を博し海外でも高い評価を得た人気アクションTVゲーム「ビューティフル ジョー」が、10月よりアニメシリーズとしてテレビ東京にて放送開始する。
アメコミのようでいて日本の人気特撮ヒーローを連想させる主人公ジョーが、映画によって人類を支配しようとする悪の組織・シャドーと戦うこのストーリーでは、キャラクターや背景など徹底した映画のパロディーをみせてくれるという。スクリーンの世界に奪い去られた恋人を取りもどすためジョーはスーパーヒーローとして戦うこととなる。

国内外に人気の高いこのゲームを製作したクローバースタジオ代表取締役の稲葉敦志氏は、「アニメの方もスタッフさんたちには楽しんで作ってもらえたらいいです。ゲームの方も新作を予定していて、アニメとの連動企画も今考えているところ。」と新たな計画も明かした。
テレビ東京プロデューサーの松山進氏は「人気アニメがゲームになるのはよくあるけど、ゲームがアニメになるのは珍しいこと。海外で大変人気のゲームなのでもちろんアニメの方も海外進出は考えています。」とワールドワイドな戦略を語った。
監督をつとめる石山タカ明氏は「ヒーロー戦隊ものが大好きでそれをみて育ちました。原作の魅力は硬くないところ。いい意味で肩の力がぬけててヒーローであることを楽しんでいるところが面白いです。とにかく単純に見て楽しくてわかりやすいものにしたいです。」とアニメへの意気込みを語った。
また、主人公ジョー役には現在人気爆発中のアニメ「GANTZ」の加藤勝でもおなじみの大里雅史さん
「そこらへんにいる明るい奴、でもかっこいいやつ。」とジョーの魅力を語った。「キメるところはキメて、かっこ悪いところは本当にかっこ悪く、観てる人が「プッ」と笑っちゃうような感じを出したいです。(ジョーの声で)「こんなカッコいいアニメ、観ないと損するぜ!」」とノリノリ。
ジョーの恋人・シルヴィア役には桑谷夏子さん
「ジョーになかなか相手にしてもらえないシルヴィアはなんとかして彼の気をひこうとする女の子。そういう芝居は私が同化してしまうと重たくなってしまうので演技のさじ加減が難しいですね。一途な女の子を可愛らしく演じたいです。子供がみる時間帯のアニメは今回がはじめてです。みんなに楽しんで見てもらいたいです。」と語った。
また、ジョーと戦うシャドーの手下であるプロスケット役を演じる浅野まゆみさんは
「このキャラクターはアニメのオリジナル。クールなようでいて相手によって結構キャラが違ったりする役。キャラクターを自分で決めてしまわず、演じながら作っていきたいと思います。この作品は、戦いが出てくるけど殺伐としたものではなく、キャラクターもみんなかわいくて、家族で遅い朝食を食べながらみてほしいです。」
と語った。

ゲームから生まれた「ビューティフルジョー」、アニメの放送が早くみたい!放送は10月2日(土)朝9:30からテレビ東京にてスタート!