オドレイ・トトゥ最新作『堕天使のパスポート』来日会見
『堕天使のパスポート』でイギリス映画初出演のオドレイ・トトゥが、26日、新宿パークハイアット東京にて会見を行った。『アメリ』以来、3年ぶり2度目の来日となる。
終始優しい表情を見せながら語ってくれたオドレイ。「英語の勉強がこんなに大変だとは思いませんでした」とトルコ訛りの英語にかなり苦戦した様子がうかがえた。何度も撮り直したシーンもあったらしく、「共演のキウェテルの忍耐強さと親切には感謝しています。それに彼は素晴らしい俳優です」と仲間の人柄と才能を讃えた。またセルジ・ロペスについては、「英語のレベルは私より低かったかも…。共にライバル心と連帯感をもっていました」とコメント。
新宿パークハイアット東京という場所にちなみ、ソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』が話題にのぼる場面も。実は会見場所が、この作品内の会見シーンの撮影場所と同じなのだ。「映画を観て、女優としてプライドをくすぐられました」とオドレイは述べた。
光と影が錯綜するロンドンが物語の舞台。オドレイが演じるシェナイは、ホテルで働きながら自由を求め続けるトルコ人移民。夢は、ニューヨークへ行くこと。不思議で可愛らしい女の子『アメリ』のイメージとは全く異なり、強く生きる女性の役に挑戦している。女優オドレイ・トトゥの演技の新境地に注目!
(村松美和)
『堕天使のパスポート』2004年 夏休みシャンテシネにてロードショー決定。
□作品紹介
堕天使のパスポート