『ワイルド・カード』キム・ユジン監督、じっくりとリサーチした上で笑える刑事コメディ作品。
コリアン・シネマウィーク2003、最終日、クロージング作品は『あなたが女というだけで』『約束』などで韓国映画ファンにはおなじみのキム・ユジン監督の刑事ものコメディ作。
笑って楽しめるストーリーに関してキム・ユジン監督は「今回の映画は実際に刑事たちにインタビューをして聞いた話が元ネタになっています。ただ、劇的な条件を加えるために、犯罪自体を誇張した部分はありますが、内容のほとんどは取材が元になっています。」
また、キャスティングに関してヤクザがかなりコミカルに描かれている部分は、「突然こんな考えが思いつき、この映画のポイントは、刑事たちが犯人より凶悪に見えなければいけないとという点と、危険な仕事に従事する人たちの人間的な葛藤をリアルに描きたくてキャスティング面でも注意して選んでいます。監督から見てもチョン・ジニョン、ヤン・ドングンの二人は最高の演技者だと思います。」
ヤン・ドングンに関しては、昨年の東京フィルメックスでの『受取人不明』(キム・ギドク監督)、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭での『海賊, ディスコ王になる』(キム・ドンウォン監督)などに続き連続上映されており、若手注目株の二人の好演技は、今後チェック!
□作品紹介
ワイルド・カード