出来る限り多くの人に見てほしい問題テーマを描く『カタルシス』初日舞台挨拶
少年犯罪が頻発する昨今、TVドキュメンタリー出身の坂口監督が、加害者側の家族に焦点を当て、罪を背負いながらいかに生きていくかを問う問題作『カタルシス』が立ち見の出る中、新宿武蔵野館で初日を迎えた。
監督・出演者が集まり舞台挨拶を行った。
坂口監督は「映画の初日というもの初めてのことで、郷里であるこの映画の舞台となった種子島の映画に協力していただいた方に報告をしようと思ったのですが、映画にも島の長老役として出演していただいた方が3日前に亡くなりました。とてもこの映画のことを気にしておりました。私はこの映画を通じてたくさんの人のお世話になりたくさんの方の力を得て作ることができました。私にとっては、1つの視点から捉えた作品かもしれませんが、見てくださる方の多くの視点からこの映画に命を与えてくれると思います。ありがとうございます。」と熱く思いを語ってくれました。
『カタルシス』は、大阪ではシネ・ヌーヴォーで2004年1月31日から。ほか、海外では、ウイーン国際映画祭にも出品されている。
□作品紹介
カタルシス