「ナニワ金融道」映画化、より濃い関西の人々を描き出す。主演は杉浦”ウルトラマンコスモス”太陽だ!
青木雄二原作「ナニワ金融道」といえば、SMAPの中居正弘主演のテレビドラマでお馴染だが、今回キャストも新たに映画が製作されることになった。主人公灰原を演じるのは、テレビ版キャストの中居よりも若いぶん、その初々しさが原作により近い印象の杉浦太陽。子供からお母さんも巻き込んで大人気のウルトラマンコスモスというヒーローを演じてきた杉浦が、一転してナニワの金融屋というギャップが面白い。帝国金融で灰原の先輩役・桑田には杉本哲太、社長役に津川雅彦、そのほかに鈴木紗理奈、豊原功輔、生瀬勝久など関西出身者中心の個性的な役者がキャスティングされている。
プロデューサーの斉藤信いわく「東京と比較されているわりには関西のことをちゃんと知っている人がいない気がするんです。『ミナミの帝王』に出てくるみたいな世界だけが関西じゃないってことを知ってほしいですね!ごく普通の関西人の面白さを描きたいと思っています。」と、テレビ版に比べてより大阪らしさ全開宣言。監督の茅根隆史は実はドキュメンタリー出身、そのせいか画面を切りきざむのではなくワンシーンを流れで見せる演出方法をとっているという。「僕は関西の人間じゃないんですが、関西人って普通に話しているだけで面白く感じてしまうんです。その感覚で描いてみたいですね。杉浦くんの灰原の青二才ぶりをそれをとりまく心優しき大人たちを是非見てください。」一方、当の杉浦は「僕は関西出身なんですが、東京から大阪にやってきたという設定なので関西弁はセリフにはないですね。ちょっとつられそうになる時もあるんですけど。」と語った。現段階ですでにシリーズとしてパート5まで製作される構想があるとか。
☆『ナニワ金融道 死角はどこだ¥-THE MOVIE-』は来春公開予定!!
□作品紹介『ナニワ金融道 死角はどこだ¥ -THE MOVIE-』
(綿野かおり)