本年韓国最大のヒット作アジア映画ファンが待った『武士(ムサ)』が主演のチョン・ウソンの舞台挨拶で第2回TOKYO FILMEXが幕をあけた。
今年は、ホウ・シャオシェン監督を審査委員長を向かえ国内外の作品のコンペと特別招待作品など30本近い作品が上映される。
審査委員長のホウ・シャオシェンさんは、「釜山映画祭から帰ってきた釜山でも若い映画監督に会えとても刺激を与えてくれました、と同時にアジアの映画が良くなっていくのではと感じました。自分の若かった頃は、あまり大きな映画祭などで上映できる機会がなかったのですが、釜山を通じて自分も若い映画人たちと競って映画を作ってみたくなりました。」
また、『武士(ムサ)』のキム・ソンス監督は、「私はこの作品を作る以前からこの映画が完成したときは、日本の方たちと一緒に見たいと思っていました。この作品は単純な韓国映画ではなく韓国のスタッフだけではなく、中国、日本のスタッフと作った映画で、この作品をアジア映画と呼んでいます。」主演のチョン・ウソンは、「この作品で日本の観客の皆さんに会えてよかったです。この思い出は、大切に記憶に残ると思います。」と挨拶があり、『武士(ムサ)』の音楽を担当した日本の音楽家である鷺巣詩郎さんが紹介されました。
18日から25日までの8日間、有楽町の朝日ホールを中心にスタートしました。
□第2回東京フィルメックス
http://www.filmex.net/
(外川康弘)