“特撮の神様”と呼ばれる円谷英二が創立した円谷プロダクション(設立当時:円谷特技プロダクション)が、2013年で50周年を迎えました。50周年を記念し円谷プロが生み出した数々のドラマをDVDでリリースしているレーベル「復刻 円谷TVドラマライブラリー」より、今年放送40周年を迎える異色&衝撃のSFアドベンチャー巨編『SFドラマ 猿の軍団』DVD-BOXを2014年8月8日(金)にリリースが決定!この度、発売を記念致しまして「猿の軍団」の原作を手掛けた豊田有恒さんとユリカ役を演じた斉藤浩子さんをゲストに迎えた発売記念トークイベントを、現在、日本SF展・SFの国」を開催している世田谷文学館にて実施致しました。

【場所】世田谷文学館
【登壇者】作家 豊田有恒(76)、ユリカ役 斉藤浩子(54)

どのような経緯で「猿の軍団」の話が来たのかとの質問に、豊田さんは「作家の小松左京と円谷英二、田中光二と一緒に何かやろうという約束を元々していた。当時「猿の惑星」が話題になっていて、霊長類学を取り入れた正確な物語を作ろうという話になったのがきっかけ」と話した。当時、多くのドラマで活躍し、特撮界のプリンセス的存在だった斉藤さんだが、本作への出演の経緯については、「ドラマの内容は知らずにオーディションを受けました。小さい時からタイムマシーンとかSFが好きだったし、次にどんな台本が出来てくるのが楽しみだった。共演者が皆フレンドリーで和気あいあいとした現場でしたね」と話し、特に印象深い思い出については、「ドラマ番組に出演するのが初めてで、しかもSF作品だったので全てが印象深いですね。でも特に記憶にあるのは常にロケで大変だったということです。朝早くからロケバスで移動し、ここはどこだろう?という所でロケをしていました」と当時を懐かしんだ。最後に「猿の軍団」とは、どのような意味をもつ作品だったのかと聞かれ豊田さんは「「猿の軍団」は昔の作品だが、既に環境破壊といったことがテーマになっていたりと、意味が深い作品。また、観る人には動物学にも興味を持ってほしいですね」と答え、斉藤さんは「あれから40年経ってDVD発売イベントが出来て大変嬉しいです。もう一度改めて作品を見直したいです」と答えた。

「猿の軍団」で子役ながら泉先生役の徳永れい子さんとヒロイン二枚看板を張り話題になった斉藤浩子さんと、『宇宙戦艦ヤマト』にも原案として参加するも、クリエイティブにこだわった仕事が出来る『猿の軍団』に魅力を感じ、本作に取り組まれた豊田さんによる貴重なトークショーになりました。

■■■■■『SFドラマ 猿の軍団』DVD-BOX 商品概要■■■■■
発売日:2014年8月8日(金)
価格:18,000円+税
DSZS07685/COLOR/本編667分(予定)/片面2層5枚+ボーナスディスク1枚/
1.ドルビーデジタル モノラル/4:3/全26話収録
●映像特典:予告編※第2話予告は除く
●ボーナスディスク:「遥かなる時を超えて〜喜びの再会!」スペシャル鼎談ほか
★レンタルDVD:VOL.1〜2(第1〜11話)8月8日(金)/VOL.3〜5(第12〜26話)9月12日(金)レンタル開始