小学館「ビッグコミック」にて大好評連載中のロングセラーコミック『築地魚河岸三代目』劇場版の初日舞台挨拶が有楽町丸の内ピカデリー2にて行われた。
初回9:10の回上映後という早い時間帯にもかかわらず、チケット完売という大盛況の中、主演大沢たかおを始め、田中麗奈・伊原剛志・森口瑤子・伊東四朗・松原信吾監督が登壇した。

コメントを一言ずつ求められ、大沢が話し始めると客席から「キャー!たかおー!!」「よっ!イイ男!!」なと黄色い歓声が止まず、大沢は照れた様子で「あの、先に進行してもいいですか。」と場内の笑いを誘った。
一人ずつコメントが、「過去の作品を振り返っても、自分の代表作になると実感でしている。」(大沢)、「人間味のある温かい作品」(田中)、「良い作品に巡り合えて良かった。」(伊原)、「もう一度登場人物に会いたいと思わせてくれる作品なので、二度三度と映画館に足を運んで欲しい。」(森口)と続き、
伊東が「いやぁ先日三谷幸喜さんとお会いしましてね、『ザ・マジックアワー』のチケット頂いたんで、こっちもすぐにチケット渡しときましたよ(笑)!」とエピソードを明かし、会場が笑いに包まれた。
監督も、「作り手にとっては初日はとてもいやなもの。客席がガラガラだったらどうしようと不安でたまらない。映画は初日に生まれてから一人歩きをするもの。皆様の温かい心で育てていって頂きたい。」と語った。

尚、本作品は6月14日より開催される上海映画祭のコンペ部門への出品が正式に決定しており、邦画タイトルの中で唯一のコンペ部門作品となる。
それについても、「海外でもたくさんの人に観ていただきたい。」(大沢)、「海外の人たちのリアクションが楽しみです。泣くとか、笑うとか同じ人間が作ったものなので、共感するところは多々あると思う。」(松原監督)とコメントをした。

6月14日より開催される上海映画祭には、主演大沢たかおと松原信吾監督によるオープニングレッドカーペット&舞台挨拶が予定されている。

(Report:Inoue Midori)